コンセントのぐらぐらは3タイプ|自分で直せる範囲と資格が必要な範囲を元ホムセン店員が中立解説

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コンセントがぐらぐらする。掃除機のプラグを抜くたびにカタカタ動いて、なんとなく気持ち悪い。

結論から言うと、対処は「どこが動いているか」で決まります。表面のカバーだけなら自分で直せます。差込口そのものがゆるいなら、本体の交換=電気工事士の資格が必要な工事で、DIYは法律違反になります。

ホームセンターの売り場に8年いた頃、コンセント本体を買おうとするお客さんに「それ、資格が要るんです」と案内する場面が何度もありました。知らない方のほうが多い話なので、元大工・元ホムセン店員のおさむが、どの業者にも属さない中立の立場で線引きを整理します。

まず「どこが動くか」で見分ける【早見】

コンセントのぐらぐらをどこが動くかで判断する早見表:カバーだけ動く=プレートのネジ締めでOK(資格不要)/枠ごと動く=見えるネジの締め直しまで・直らなければ業者/差込口がゆるい・プラグが抜け落ちる=本体交換で電気工事士の資格が必要。配線に触れる工事は電気工事士法で資格必須

見分け方は簡単で、プラグを抜き差ししながら動いているのがカバーか、枠ごとか、差込口の中かを見るだけです。

ひとつだけ先に。コンセントが熱い・こげ跡がある・焦げくさい場合は、ぐらぐら以前の問題です。その差し込み口を使うのをやめて、早めに業者へ見てもらってください。

カバー(プレート)だけ動く→自分で直せる

いちばん多いのがこれです。表面の化粧プレートは樹脂のはめ込みやネジ留めなので、経年でゆるみます。

  • プレートのネジを締め直す。プラスドライバー1本で終わります
  • 割れている・黄ばみが気になるならプレートごと交換。数百円で売っていて、これは資格が要りません

プレートはホームセンターの定番商品です。サイズ(1連・2連)だけ確認して買えば失敗しません。

枠ごと動く→締め直しまでは自分で、直らなければ業者

プレートを外すと、コンセント本体を壁に固定している取付枠とネジが見えます。ここがゆるむと、器具ごと壁の中で浮くような動き方をします。

  • 心配なら先にブレーカーを切ってから、見えている固定ネジを締め直します。ここまでは配線に触れないのでできます
  • 締めても動くなら、壁の中の話です。石膏ボードの穴が広がっていたり、壁裏の固定金具が効いていなかったりするケースで、ここから先は業者の領域です

大工をしていた頃の感覚で言うと、古い家ほど壁の中の固定が甘くなっています。ネジを強く締めれば直るものではないので、無理にぐいぐい締めないでください。

差込口がゆるい→本体交換=資格が必要

プラグを差してもスカスカする、コードの重みで抜け落ちる。これは差込口の内側でプラグの刃を挟んでいるバネ(刃受け)がへたった状態です。

締め直しでは直りません。コンセント本体の交換が必要で、これは電気工事士の資格がないとできない工事です。配線に触れる工事は電気工事士法という法律で資格が義務づけられていて、無資格のDIYは違法です。

法律の話を抜きにしても、ゆるい差込口はプラグとの接触が悪くなって発熱しやすい状態です。ほこりと湿気がたまるとトラッキング(プラグの刃の間に電気の通り道ができて発火する現象)の下地にもなります。部品代は数百円でも、ここは資格を持った人に任せる場所です。

業者に頼むといくら?

  • コンセント本体の交換:部品代は安く、実際は作業費と出張費が中心です。電気工事業者の公開料金を見比べると、1カ所あたり数千円〜1万円台が目安
  • 増設や移設は配線工事が増える分、これより上がります

正直に言うと、1カ所だけの交換なら、地元の電気工事店に直接頼むのが早くて安いです。

一方で、築年数が経った家だと「あそこもゆるい、ここのスイッチも固い」と直したい場所が複数出てきます。他の不調とまとめて見てもらうなら、一括見積もりで比較したほうが、出張費も1回で済んで割に合います。

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よくある質問

賃貸のコンセントがぐらぐらする場合は?

自分で直さず、管理会社か大家さんに連絡してください。設備は貸主のものなので、勝手に交換するとトラブルのもとです。経年劣化なら費用も貸主負担になるのが一般的です。

プラグを差すと少し熱いのは大丈夫?

ほんのり温かい程度なら電気製品の性質上あり得ますが、明らかに熱い・こげたにおいがするなら接触不良のサインです。その差し込み口の使用をやめて、点検を頼んでください。

コンセントに寿命はありますか?

あります。内部のバネは抜き差しの繰り返しでへたるので、10年を超えたあたりから不調が出やすくなります。築20年、30年でプラグが抜けやすくなってきたら、劣化を疑ってください。

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まとめ

  • コンセントのぐらぐらはどこが動くかで対処が決まる
  • カバーだけ→ネジ締め・プレート交換は自分でOK(資格不要)
  • 差込口がゆるい→本体交換=電気工事士の資格が必要。無資格DIYは法律違反+火災のもと
  • 熱い・こげ跡・焦げくさいは即使用中止
  • 1カ所なら地元の電気工事店へ。まとめて直すなら相見積もりで比較

この記事は特定の業者を勧めるものではありません。触っていい範囲と任せる範囲の線引きに使ってください。

【参考・出典】電気工事士法(配線工事に係る資格の定め)/各電気工事業者の公開料金の目安/製品評価技術基盤機構(NITE)のトラッキング火災に関する注意喚起

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