雨どい掃除は自分でやると危険?1階と2階の線引きと詰まりのサインを元大工が解説

屋根・雨漏りの補助金

※本記事には、リフォーム一括見積もりサービス等のアフィリエイト広告(PR)が含まれます。

台風の前に「雨どいの掃除、自分でやっておこうかな」と思っている方へ。

先に結論です。1階や平屋の、手を伸ばして届く範囲なら条件つきで自分でも。2階の雨どいはプロに任せてください。高さがすべてです。

元大工で、ホームセンター売り場に8年いたおさむが、自分でやれる線引きと、詰まりのサインを中立の立場でまとめます。

雨どい掃除、自分でやれる?「届く高さか」で決まる

雨どい掃除を自分でやるか、やめるかの判断。手を伸ばして雨どいに届く高さかどうかで分ける。脚立でつま先立ちは届くに入れない。届く1階や平屋なら条件つきで自分でOK、火ばさみと袋で落ち葉を取り、無理に身を乗り出さず、一人ではやらない。届かない2階はプロに頼む。2階の軒先は地上から6〜7mで、プロでも2m以上は装備が要る高さ。事故が一番高くつく、脚立からの転落は毎年起きている、迷ったら屋根屋に見てもらう

雨どい掃除の危険は、汚れではなく高さにあります。判断はシンプルで、手を伸ばして雨どいに届くかどうかです。

1階・平屋で、届く範囲なら条件つきでOK

平屋や、1階の下屋(げや。母屋から張り出した低い屋根)の雨どいなら、脚立で手が届く範囲を掃除できます。

やり方はシンプルで、火ばさみと袋で落ち葉を取り、最後に上から水を流して詰まりがないか確認するだけです。売り場でも、この時期は火ばさみとガラ袋(丈夫なごみ袋)と軍手がよく一緒に買われていきました。

ただし条件があります。無理に身を乗り出さないこと、脚立は平らな場所に置いて誰かに支えてもらうこと、そして一人でやらないこと。この3つです。

2階の雨どいは、プロでも装備が要る高さ

2階の軒先は、地上からおよそ6〜7mあります。この高さは、落ちれば大けがや命に関わります。

仕事で高所に上がるプロですら、2m以上の高さでは墜落を防ぐ装備を付けるのが決まりです(労働安全衛生のルール)。それだけ危ないということです。脚立の上でつま先立ちしてやっと届く、はもう「届かない」と考えてください。

2階の雨どいは、迷わずプロに頼むのが正解です。

そもそも掃除が要る?詰まりの3つのサイン

雨どいの詰まり3つのサイン。1つ目は雨の日に途中から水があふれ、継ぎ目や集水器で滝のように落ちる。2つ目は雨どいから草や芽が生えている、土と落ち葉がたまって根づいたサイン。3つ目は外壁に水が伝った黒い筋がある。放置すると、あふれた水が外壁や軒天にしみ、やがて雨漏りや木部の腐食へ。掃除より交換のほうが高く、全体交換は約15〜50万円

雨どいは詰まっていなければ、無理に触る必要はありません。次のサインが出たら掃除の合図です。

雨の日、途中から水があふれる

雨どいの継ぎ目や集水器(じょうご)から、滝のように水が落ちていたら詰まっています。晴れの日には気づけないので、雨の日に一度、外から自分の家の雨どいを見上げてみるのがおすすめです。

雨どいから草や芽が生えている

土と落ち葉がたまって、そこに種が根づいたサインです。ここまで来ると、かなりの量がたまっています。

外壁に、水が伝った黒い筋がある

あふれた水が外壁を伝っている跡です。放っておくと外壁自体が傷みます。

放置するとどうなる?「掃除代」より「交換代」が高い

詰まりを放置すると、あふれた水が外壁や軒天(のきてん。屋根の裏側)にしみ込み、やがて雨漏りや木部の腐食に発展します

そうなると、雨どいの掃除では済まず、雨どい自体の交換や、傷んだ下地の補修まで必要になります。

雨どいの費用は、継手や金具の部分補修が1か所およそ1〜5万円、全体の交換は約15〜50万円(状態と足場の有無で変わります)。詳しくは雨樋の修理費用と火災保険にまとめました。数千円の掃除を先延ばしにして数十万円、は避けたいところです。

自分でやらないなら、どこに頼む?

雨どいの掃除や点検は、屋根や外壁を扱う専門業者が対応します。特に2階や、詰まりの原因が分からないときは、屋根の専門業者に見てもらうのが確実です。

ここで一つ注意です。訪問してきて「火災保険を使えば無料で直せる」と言う業者には気をつけてください。掃除や経年の詰まりは、そもそも火災保険の対象外のことが多く、トラブルのもとです(屋根修理の詐欺で手口を解説しています)。

費用は業者によって差が出ます。同じ内容で2〜3社に見てもらって、金額と説明を比べるのが失敗しないコツです。

▶ 雨どい・屋根を無料で見てもらう・相見積もりを取る(屋根専門)

屋根見積りnetで無料一括見積もりを取る(複数社で比較)

(※「雨どいの詰まりと、2階の点検も」と伝えると話が早く進みます)

よくある質問

雨どい掃除は年に何回すればいい?

落ち葉の多い環境なら、落葉が終わる冬前に年1回が目安です。近くに落葉樹があると詰まりやすいので、様子を見て回数を増やしてください。

高圧洗浄機で流せば早いのでは?

手が届く1階なら有効なこともありますが、勢いで雨どいの継ぎ目が外れたり、水が跳ね返って足場を崩す原因にもなります。2階で高圧洗浄機を持って脚立に乗るのは、特に危険なのでやめてください。

掃除は火災保険で無料になりますか?

いいえ。掃除や経年の詰まりは対象外が原則です。「無料でできる」と勧める業者には注意してください。台風や飛来物で雨どいが壊れた場合は対象になることがあります。

賃貸やマンションの場合は?

自分で手を出さず、大家さん・管理会社に連絡してください。共用部分の雨どいは、管理側の対応になるのが一般的です。

まとめ

  • 雨どい掃除で危ないのは、汚れでなく高さ。1階・平屋の届く範囲は条件つきで自分で、2階はプロ
  • 自分でやるなら、無理に身を乗り出さない・一人でやらない
  • 詰まりのサインは、雨の日のあふれ・草が生える・外壁の黒い筋
  • 放置は雨漏りと交換代に直結。全体交換は約15〜50万円。数千円の掃除を先延ばししない

迷ったら、次の雨の日に一度、外から自分の家の雨どいを見上げてみる。そこからで十分です。

あわせて読みたい

運営者の経歴は運営者情報(元大工のおさむ)をご覧ください。

【出典】高所作業の危険性=労働安全衛生法・安衛則の高所作業に関する規定を参照(2026年7月15日時点。事業者向けの規制で、内容は一般家庭のDIYを直接規制するものではありません)/費用は当サイト調査(雨樋修理・交換の一般的な相場・2026年7月)。金額・時期は状態・地域・足場の有無で変わります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました