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「雨漏りしてきたけど、屋根屋さんに頼めばいいのか、建てたハウスメーカーに言えばいいのか分からない」
「リフォーム会社と屋根屋、結局どっちが安いの?」
先に結論を言います。雨漏り・屋根修理の依頼先は主に5つ。迷ったときの基本は屋根の専門業者に、2〜3社の相見積もりを取ることです。原因を正しく見てくれて、余計な中間マージンが乗りにくいからです。
なぜそう言えるのかを、元大工のおさむが、どこの業者にも属さない中立の立場から整理します。
今まさに雨漏りしている・屋根が壊れている方は、この先で紹介する屋根の専門業者に無料で見てもらうのが安全です。放置すると下地まで傷んで、費用がかさみます。
雨漏り・屋根修理の依頼先は主に5つ【早見】

見分けるポイントは実際に屋根に登って直すのは誰か、そして窓口と施工の間に何社入るかの2つです。
① 屋根専門業者(屋根屋・板金屋)
- 屋根材と板金の施工が本業。自社の職人が直すので、窓口と施工の間に会社が入らず、中間マージンが乗りにくいです
- 棟板金・谷板金・スレート・瓦など、原因がはっきりした屋根の修理に強い
- 一方で、屋根以外が原因の雨漏り(外壁・サッシまわりなど)は範囲外のことがあります
費用を抑えたい、屋根の傷みが原因だと分かっている、というときの第一候補です。
② 雨漏り調査の専門業者
- どこから水が入っているかを突き止めるのが本業。散水調査や赤外線などで原因を特定します
- 何度直しても再発する、原因が分からない雨漏りにいちばん向いています
- 調査が有料か無料か、見積もりに含まれるかを先に確認してください
「直したのにまた漏る」を繰り返しているなら、まず原因調査にお金をかける価値があります。
③ 工務店(地元)
- 建物全体や木部・造作を扱う、家のかかりつけ医のような存在です
- 屋根以外もまとめて相談したい、昔から付き合いがある、というときに便利
- 屋根工事は自社ではなく提携の屋根屋に出すことが多いので、その分の費用は乗ります。ただし顔の見える関係なら、極端な上乗せは起きにくいです
④ リフォーム会社
- 窓口対応や提案が丁寧で、内装も含めて幅広く任せたいときに向いています
- ただし実際の屋根工事は下請けの屋根屋・板金屋が行うことがほとんど。窓口(元請け)と施工の間に会社が入る分、中間マージンが乗って割高になりやすいです
- 「大手だから安心」と「大手だから高い」は、多くの場合セットだと考えてください
⑤ ハウスメーカー(建てた会社)
- 建てた会社なので、保証やアフター対応が使える可能性があります。まず確認する価値があるのはここです
- とくに築10年以内なら、雨漏りが保証の対象になることもあります。証券や契約書で保証期間を確認しましょう
- 保証が切れている場合は屋根工事を下請けに出す形になり、費用は高めになりがちです
大事なのは「元請け・下請け」の仕組み|中間マージンの正体
リフォーム会社やハウスメーカーが高くなりやすいのは、意地悪をしているからではありません。建設業には元請け・下請けという仕組みがあるからです。
- あなたが契約する会社(元請け)が窓口になり、実際の屋根工事は下請けの屋根屋・板金屋が行う
- 元請けは営業・現場管理・保証の費用として、工事代に自社の取り分(マージン)を乗せる。これが中間マージンの正体です
- 間に入る会社が増えるほど、同じ工事でも支払う金額は上がります
これは悪いことではなく、提案力・保証・まとめて任せられる安心にお金を払うという選択です。ただ「屋根の傷みを直すだけ」なら、下請けである屋根屋に直接頼んだほうが同じ工事を安くできることが多い。これを知っておくだけで、依頼先の選び方がぐっと楽になります。
症状・築年数での選び分け
迷ったら、次の順番で考えると外しません。
- 建てて10年以内 → まず建てたハウスメーカー・工務店へ。保証が使えるか確認する
- 原因がはっきりしている(棟板金が飛んだ・瓦がずれた等) → 屋根の専門業者に相見積もり
- 何度も再発する・原因が分からない → 雨漏り調査の専門業者で原因特定から
- 屋根以外もまとめて直したい → 地元の工務店やリフォーム会社に相談
どの入口から入っても、最後は必ず2〜3社の相見積もりで比べてください。1社だけでは、その金額が高いのか安いのか判断できないからです。
依頼先選びで失敗する人の共通点
国民生活センターには、屋根・雨漏りの修理に関する相談が毎年数多く寄せられています。失敗する人には共通のパターンがあります。
- 訪問してきた業者にその場で契約してしまう。「今すぐ直さないと危ない」は契約を急がせる決まり文句です。本当に危なくても、家は数日では壊れません
- 火災保険で無料になるの言葉を鵜呑みにする。保険金から3〜5割の手数料を取る「申請サポート」業者とのトラブルが増えています
- 1社だけで決める。相場が分からないまま契約し、後で高すぎたと気づく
怪しい業者の手口と断り方は屋根修理の詐欺|手口5つと断り方に、火災保険の正しい使い方は雨漏り修理の費用と火災保険にまとめています。困ったときは消費者ホットライン(局番なしの188)に相談できます。
見積もりでここを見る|相見積もりの取り方
2〜3社から見積もりを取ったら、金額の安さだけで選ばないでください。見るべきはここです。
- 原因の調査をしたうえで見積もっているか。屋根に登らず「たぶん棟板金です」だけの見積もりは要注意
- 一式ばかりでないか。材料・数量・単価が書かれ、写真で説明してくれる業者は信頼できます
- 安すぎる見積もりも疑う。職人の手間を削れば施工がずさんになり、再発します
- 工事保証の有無と年数を確認する
相見積もりは、複数社に一件ずつ電話する手間がかかります。一括見積もりサービスを使うと、条件に合う屋根業者へまとめて相談でき、比較が一度で済みます。「どの依頼先が合うか分からない」段階の相談にも使えます。
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こんな人はこう頼む【まとめ表】
- 費用を抑えたい・原因が屋根だと分かっている → 屋根専門業者に相見積もり
- 何度も再発する・原因不明 → 雨漏り調査の専門業者
- 築10年以内 → まず建てた会社に保証を確認
- 屋根以外もまとめて → 地元の工務店・リフォーム会社
共通の鉄則は原因調査が先・その場で契約しない・2〜3社の相見積もりの3つ。これを守るだけで、大きな失敗はほぼ防げます。
屋根の症状別の費用や直し方は、屋根の修理・雨漏り対策まとめから、あなたの症状に近い記事へ進んでください。
よくある質問
雨漏りは、まずどこに連絡すればいいですか?
建てて10年以内なら、まず建てたハウスメーカーや工務店に連絡し、保証が使えるか確認してください。それ以外なら、屋根の専門業者に2〜3社の相見積もりを取るのが基本です。今まさに漏っているなら、応急処置をしてから連絡しましょう。
屋根屋とリフォーム会社、どちらが安いですか?
屋根の傷みを直すだけなら、自社で施工する屋根専門業者のほうが中間マージンが乗らず、安くなることが多いです。リフォーム会社は、窓口や提案の丁寧さ、内装も含めてまとめられる点にお金を払う形になります。
「火災保険を使えば無料で直せる」と言われました。本当ですか?
台風など自然災害が原因なら、火災保険の風災補償の対象になることはあります。ただし「無料(0円)」を最初から強調し、保険金から高い手数料を取る業者とのトラブルが増えています。申請は契約者本人が保険会社へ行うのが基本です。まず屋根業者に相見積もりを取ってからで、十分に間に合います。
訪問してきた業者に「今すぐ直さないと危ない」と言われ、不安です。
その場で契約しないでください。本当に傷んでいても、家が数日で壊れることはありません。いったん帰ってもらい、自分で選んだ屋根業者に見てもらいましょう。契約してしまっても、訪問販売はクーリング・オフ(8日以内)ができる場合があります。
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まとめ
- 依頼先は主に5つ。実際に屋根に登って直すのは誰かで費用が変わる
- 屋根の傷みを直すだけなら自社施工の屋根専門業者が中間マージンが乗りにくい
- 築10年以内はまず建てた会社の保証を確認
- 入口がどこでも、最後は2〜3社の相見積もりで比べる
この記事は、特定の業者を勧めるものではありません。あなたの家と症状に合う依頼先を、あなた自身が選ぶための判断材料としてお使いください。
【参考・出典】国民生活センター(住宅リフォーム・点検商法に関する注意喚起)/消費者ホットライン 188/特定商取引法(訪問販売のクーリング・オフ)


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