軒天の修理費用|シミ・剥がれ・穴あきの意味と「原因調査が先」の順番を元大工が解説

軒天の修理費用のアイキャッチ画像 屋根・雨漏りの補助金

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「軒下の天井みたいな板が剥がれてきた。あれって直すといくら?」

あの板は軒天(のきてん)といいます。費用の目安は部分補修で1〜5万円、張り替えは範囲次第で数万〜15万円、全面なら足場込み20〜60万円前後です。

そして大工の目線で先に言いたいのは、軒天は「下から見える屋根の健康診断票」だということ。シミや剥がれには意味があります。元大工のおさむが中立の立場で解説します。

症状と費用【早見】

軒天修理の早見:軒天は軒先の裏側の板でシミは雨漏りのサイン、部分補修1〜5万円、部分張り替え数万〜15万円、全面20〜60万円前後、穴の放置は動物の入口になる

軒天は何のためにある?|3つの役割

  • 屋根裏の換気:有孔(穴あき)ボードから屋根裏に空気を通し、結露とカビを防ぎます
  • 延焼を防ぐ:火事のとき、炎が軒裏から屋根裏へ回るのを遅らせます。いまの主流は燃えにくいケイカル板(けい酸カルシウム板)です
  • 雨と鳥から屋根裏を守る蓋:ここに穴があくと、屋根裏がむき出しになります

古い家の軒天はベニヤ(合板)が多く、湿気で表面がめくれてきます。めくれ=即危険ではありませんが、ベニヤの層が剥がれるほど水気を吸った証拠です。

症状別|その軒天、何が起きているか

  • 塗膜の剥がれ・色あせだけ→ 塗装で保護し直す段階。外壁塗装と同時なら数万円程度の追加で済むことが多い
  • 茶色いシミ・黒ずみ上のどこかで水が動いているサインです。屋根・雨樋・ベランダの防水から水が回っている可能性があり、軒天だけ直しても必ず再発します。原因調査が先(雨漏り放置の記事
  • 板の剥がれ・穴あき→ 張り替えの段階。そして穴はスズメ・ムクドリ・ハチの侵入口になります。巣を作られると駆除費が別に乗るので、穴の放置がいちばん高くつきます

費用の内訳と「同時工事」の考え方

  • 部分補修・1〜2枚の張り替え:1〜5万円程度(1階の軒など足場なしで届く場合)
  • 広範囲の張り替え:数万〜15万円。2階の軒は足場が必要になり、足場代15〜20万円前後が別に乗ります
  • だから鉄則は外壁塗装や屋根工事と同時にやること。足場を1回で使い回せて、軒天単独でやるより総額が大きく下がります(外壁塗装の時期の記事

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(※「軒天のシミの原因を見てほしい」と伝えると、原因調査から入ってくれます)

よくある質問

DIYで塗ってもいいですか?

1階の手が届く範囲の塗装ならDIY圏内です。ただしシミの上に塗るのは「隠すだけ」で、原因の水は止まっていません。シミがある場合は塗る前に点検を。

軒天の近くにハチの巣があります

工事より先に駆除です。自治体によっては駆除の補助や相談窓口があります。駆除後に、入口になった穴を塞ぐ工事をセットで。

台風で軒天が壊れました。保険は使えますか?

風災による破損なら火災保険の対象になる場合があります。修理前に写真を撮り、保険会社へ連絡を(雨漏りと火災保険の記事)。経年劣化は対象外です。

まとめ

  • 軒天は下から見える屋根の健康診断票。月1回、見上げるだけの点検を
  • シミ=上で水が動いているサイン。軒天だけ直さず原因調査を先に
  • 費用は部分1〜5万・張り替え数万〜15万・全面20〜60万前後。足場の要否で大きく変わる
  • 穴の放置が一番高くつく(動物・ハチの侵入)。塗装や屋根と同時工事で足場を使い回すのが得

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