押入れをクローゼットにリフォームする費用|作る側だった元大工が「湿気と奥行き」の落とし穴も解説

押入れ→クローゼット化の費用のアイキャッチ画像 業者選び・費用相場

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「和室の押入れをクローゼットにしたい。いくらかかる?自分でできる?」

先に目安です。中段の撤去+ハンガーパイプ+扉の交換で8〜25万円前後が中心帯。扉を襖のまま使うなら数万円安くなります。

押入れの造作は、まさに大工見習い時代にやっていた仕事です。押入れとクローゼットは「中身の構造」が違うので、そこから正直に解説します。

費用と工事の中身【早見】

押入れをクローゼットにする費用の早見:8〜25万円前後、工事は中段撤去・ハンガーパイプ・折れ戸の3点、湿気対策は必須、奥行きの深さは2段活用

工事の中身は3つ|元大工の解説

  • ①中段・枕棚の撤去:押入れの真ん中の棚(中段)は布団の重さに耐える頑丈な造作で、壁の桟に固定されています。外すと壁に跡と穴が残るので、撤去+壁の補修までが1セットです
  • ②ハンガーパイプの取り付け:コートの重さがかかるので、下地のある位置にしっかり留めるのが肝。手すりと同じで、石膏ボードに直留めすると落ちます
  • ③扉の交換:襖から折れ戸(折りたたんで開く扉)にすると、開口が広く使えて一気にクローゼットらしくなります。ここが費用の大きな変数で、扉だけで5〜15万円動きます

一番大事なのは湿気対策

押入れの内壁は薄いベニヤで、断熱も防湿も弱いのが普通です。布団をしまう前提の「風を通す場所」なので、衣類をぎっしり掛けると北側の押入れは特に結露・カビが出やすい。

  • クローゼット化するなら壁に調湿ボードや断熱材を足す・すのこを敷くなどの湿気対策をセットで
  • カビ臭さが既にあるなら、原因が床下から来ていないかも確認を(床下の湿気の記事

奥行き問題|深すぎる収納の活かし方

押入れの奥行き(約80〜90cm)は、クローゼット(約60cm)には深すぎます。ハンガーを掛けると奥に30cmのデッドゾーンが生まれる。定番の解決策は:

  • 手前にパイプ・奥に季節物の棚やキャスター収納の前後2段構え
  • パイプを2本、前後にずらして設置(奥は丈の短い服用)
  • 思い切って奥行きを浅くして部屋を広げるリフォームもあります(壁を動かすので費用は上がります)

DIYでどこまでできる?

  • DIY圏内:突っ張り式のハンガーパイプ・すのこ・収納ケースでの「なんちゃってクローゼット化」なら、数千円で試せて、賃貸でも可能です
  • プロに頼むべき:中段の撤去(壁補修が絡む)・扉の交換(枠とレールの精度)・下地への固定。室内ドアの記事で書いたとおり、建具まわりはミリ単位の世界です

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よくある質問

和室ごと洋室にする場合とどちらが得ですか?

目的次第です。収納だけ困っているなら押入れ単体(8〜25万円)、床や壁も古いなら和室→洋室の記事のとおりまとめた方が二度手間になりません

工事は何日かかりますか?

中段撤去+パイプ+扉で1〜2日が一般的です。壁の補修や湿気対策を足すと数日になります。

賃貸でもできますか?

造作の撤去は大家さんの許可が必須です。許可が出ないことも多いので、賃貸は突っ張りパイプ+収納ケースのDIY案が現実的です。

まとめ

  • 費用は8〜25万円前後。扉をどうするかが最大の変数
  • 湿気対策をセットにするのが失敗しない鍵(押入れの壁は薄い)
  • 奥行き90cmは前後2段構えで活かす
  • 突っ張り式のDIYで「試してから」工事に進むのも賢い順番

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