レンジフードがうるさい・吸わない原因|音の種類で見分ける対処法を元大工が解説

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※本記事には、レンジフード交換サービス等のアフィリエイト広告(PR)が含まれます。

「換気扇を回すとゴーッとうるさい」「前より煙を吸わなくなった気がする」と、キッチンのレンジフードはある日いきなり気になり出します。

先に結論を言うと、レンジフードの音は「音の種類」でだいたい原因の見当がつきます。そしてゴーッという低い音の多くは油汚れが原因で、掃除で静かになることが多いです。逆に、金属がこすれるキュルキュル音は掃除では消えにくく、寿命が近いサインのこともあります。

ホームセンターの売り場で換気扇や掃除グッズを8年売り、解体の現場も見てきた元大工のおさむが、音と症状から原因を見分ける方法と、直す・交換するの分かれ目を中立の立場で解説します。

原因の見分けマップ【早見】

レンジフードの音の種類で原因を見分けるマップ。ゴー・ブォーという低いうなりはファンやフィルターの油汚れで、外して洗えば静かになりやすい(掃除)。カラカラ・カタカタはファンのゆるみや接触で、締め直しや部品交換で収まる範囲(調整)。キュルキュル・キーキーという金属音はモーター軸の油切れで、掃除では直りにくく交換のサイン(交換)。風の強い日だけ鳴る・吸わないのは外壁の排気口側の問題で、本体の故障ではないことが多い

ポイントは掃除で直る軽い原因から順に疑うことです。いきなり「寿命だ」と交換に走る前に、まずフィルターとファンの油汚れを疑ってください。

音の種類で原因を見分ける

同じ「うるさい」でも、鳴っている音で原因が変わります。あくまで目安ですが、次の4つで見当がつくことが多いです。

  • ゴー・ブォーと低くうなる:ファンやフィルターに油とホコリがこびりついて、羽が重くなっているケースが多いです。回転の負荷が上がって音が大きくなります。掃除でいちばん変わるタイプ
  • カラカラ・カタカタと軽い音:ファンを留めるナットのゆるみや、ファンが何かに軽く当たっているサインのことが多いです。締め直しや部品交換で収まる範囲
  • キュルキュル・キーキーと金属音:モーターの軸を支える部分(軸受け)の油が切れかけている音のことが多いです。ここは掃除では直りにくく、交換を考える段階のサインです
  • 風の強い日だけボーッと鳴る・吸わない:外壁側の排気口(ベントキャップ)に風が当たって、空気が逆流しているケースがあります。本体の故障ではなく、屋外側の構造の問題です

自分でできる範囲|掃除でどこまで直るか

音の原因が油汚れなら、自分の掃除で静かになることが多いです。手順はレンジフードの種類で変わります。

  • 整流板・フィルターを外して洗う:まずは表面の油を落とします。ここが目詰まりしているだけでも、吸い込みと音は変わります
  • ファンを外して洗う:ファン(シロッコファンという筒状の羽根、または昔ながらのプロペラ)の1枚1枚に固まった油が、回転のバランスを崩して音の原因になります。ただし外し方は機種でまったく違うので、必ずお使いのメーカーの取扱説明書か公式サイトの手順を見てから外してください

ここから先、モーターの交換や電気配線に触れる作業は自分でやらないでください。レンジフードは電源に直結された機種があり、感電の危険と、電気工事士の資格が必要になる範囲があります。

売り場でも「潤滑スプレーを吹けば直りますか」とよく聞かれました。ですがモーターの奥の軸受けは、素人が注油できる作りになっていないことがほとんどです。下手に吹くと油がホコリを呼んで、かえって重くなります。キュルキュル音が出たら、注油ではなく交換を考える段階だと思ってください。

吸わない・煙が残るときのチェック

「うるさい」と並んで多いのが「吸いが悪くなった」です。順番に見ていきます。

  • フィルターとファンの油詰まり:吸わない原因のいちばん多いパターンです。うるさいのと根っこは同じで、掃除で戻ることが多いです
  • 給気が足りていない:家の気密が高いと、換気扇が空気を外へ出したくても、入ってくる空気が足りずに吸いが弱くなることがあります。キッチンの近くの窓を少し開けて吸いが戻るなら、給気不足のサインです
  • 外壁側の排気口の詰まり:屋外のベントキャップ(排気口)に油やホコリ、虫の巣が詰まっていると、いくら本体を掃除しても吸いません。解体の現場でも、この排気口まわりの詰まりはよく見ました

直すか交換か|対処の3分岐

レンジフードを直すか交換かの3分岐フロー。まずフィルターとファンを掃除し、そのあとの状態で見分ける。静かになった・よく吸うならそれでOKで、定期的な掃除で予防できる。カタカタ音が残る・吸いが弱いならゆるみや部品で、取扱説明書を見て締め直し・部品交換。すぐ音が戻る・キュルキュル音・年数超えならモーターや本体の寿命で交換を検討する。モーター交換や配線はDIY禁止で感電と資格の問題があり、無理せずメーカーや業者へ

ここまでを一枚にまとめると、こういう順番になります。掃除→部品の調整→それでも駄目なら交換、と軽い方から試すのが、遠回りに見えて近道です。

交換の目安|レンジフードにも寿命がある

掃除をしても音が戻る、キュルキュル音が消えない。そうなったら、モーターやファンの寿命が近いのかもしれません。

じつは換気扇(レンジフードを含む)は、経済産業省の「長期使用製品安全表示制度」の対象製品です。2009年10月以降に作られた製品には、本体のラベルや取扱説明書に「設計上の標準使用期間」という年数が表示されています(出典:経済産業省・日本電機工業会)。この期間を大きく超えて使うと、モーターなどの経年劣化で発火などの事故につながるおそれがある、という注意喚起のための年数です。

交換の目安として「おおむね10年」がよく挙げられますが、正確な年数は製品ごとに違うので、本体ラベルの「設計上の標準使用期間」で確認してください。年数を過ぎたからすぐ壊れるわけではありませんが、音や吸いの不調と年数が重なってきたら、交換を前向きに考えるタイミングです。

交換をどこに頼むか

いざ交換となると、頼み先は大きく3つあります。中立に整理します。

  • レンジフードのメーカー(またはメーカー系の交換サービス):機種選びと工事を一括で任せられます。今と同じ形に確実に替えたい人に向きます
  • リフォーム会社・工務店:キッチンのほかの部分もまとめて直すなら、段取りを一度で組めます
  • 家電量販店:本体の購入とセットで工事まで頼めます。ただし設置条件によっては別途費用が出ることがあります

費用は機種と設置状況で幅が大きいので、この記事では金額は書きません。おおまかな相場感は水回りリフォームの費用相場に、複数の設備をまとめて直すときの考え方は水回りリフォームまとめにまとめています。

今と同じレンジフードのメーカーで確実に替えたい場合は、メーカー系の交換サービスに見積もりを頼むのが分かりやすいです。レンジフードの国内シェアでいちばん多いのは富士工業グループで(一般家庭用レンジフード供給台数・2021年4月 東京商工リサーチ調べ)、そのグループが交換工事のサービスを出しています。

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フジオーショップ

(※対応エリアは提携工事店のある地域に限られます。公式サイトでお住まいの地域をご確認ください)

対応エリア外だった場合や、他メーカーの機種とも見比べたい場合、あるいはキッチンのほかの傷みも一緒に相談したい場合は、地元の業者にまとめて見積もりを頼む方法もあります。

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リショップナビで無料一括見積もりを取る(複数社で比較)

(※申し込み時か最初の連絡で「レンジフードの交換を考えている」と自分から伝えると、機種の提案まで出してくれる業者を選びやすくなります)

よくある質問

賃貸なのですが、自分で交換していいですか?

いいえ。フィルターの掃除くらいは問題ありませんが、本体の交換や不具合は、まず管理会社か大家さんに連絡してください。備え付けの設備の故障は、貸主が負担して直すのが基本です。勝手に交換すると費用のもめごとになりやすいです。

昔ながらのプロペラ換気扇を、今どきのスリムなレンジフードに替えられますか?

替えられる場合が多いですが、現場の条件しだいです。壁の穴の大きさやダクトの有無、電源の位置で工事の内容が変わります。まずは今の設置状況を見てもらってからの判断になります。

音を出さないために、掃除はどれくらいの頻度でやればいいですか?

油の付き方は使い方で違うので一概には言えませんが、フィルターは数か月に一度、ファンは年に一度を目安にする人が多いです。油が固まる前に落とすほうが、はるかに楽で音も出にくいです。

まとめ

  • 音はゴー=油汚れ/カラカラ=ゆるみ・接触/キュルキュル=軸の油切れで見当がつくことが多い
  • ゴー音の多くは掃除で静かになる。金属がこすれるキュルキュル音は交換を考えるサイン
  • 吸わないときはフィルターの油詰まり→給気不足→外壁の排気口の詰まりの順で確認
  • モーターの交換や配線は自分でやらない。感電と資格の問題があります
  • 寿命の目安は本体ラベルの「設計上の標準使用期間」で確認。まずは掃除、それでも駄目なら交換

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