リフォーム中の仮住まいは必要?いる工事といらない工事を元大工が中立解説

業者選び・費用相場

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リフォームが決まって、工事のあいだ「どこに住めばいいのか」で頭を抱えていませんか。

先に結論です。仮住まいが要るかどうかは、工事のあいだトイレとお風呂が使えない期間が出るかで、だいたい決まります。全部の工事で家を出るわけではありません。

元大工で、解体と下地の工程を現場で見てきたおさむが、業者ではない中立の立場でまとめます。

この記事で分かるのは、仮住まいが要る工事・要らない工事の線引きと、費用を抑えるために考える順番です。

仮住まいが要るかは「水回りが同時に止まるか」で決まる

リフォームで仮住まいが要る工事と要らない工事の線引きを3段階で示した図。住みながらできるのは、壁紙や床を部屋ごとに替える内装、外壁や屋根など外側の工事、1日で終わる設備の交換。水回り1点だけの交換は要相談で、使えない時間が出るか、数日で戻せる範囲かを会社に確認する。仮住まいが要りやすいのは、風呂・台所・トイレをまとめて交換、床の全面張り替え、間取りを変える全面改装。分かれ目はトイレとお風呂が使える期間が残るかで、全部の工事で仮住まいが要るわけではない。

まず、いちばん大事な線引きから。家を出る必要が出るのは、たいていトイレとお風呂とキッチンが、同時に使えなくなる期間があるときです。

これは工程の話です。水回りをまとめて解体すると、配管も床も一度に開くことがあり、その数日は家として使いにくくなります。逆に、どこか一つでも使える状態が残るなら、住みながら乗り切れることが多いです。

だから「リフォーム=仮住まい」と決めつける前に、自分の工事でトイレとお風呂が使えない日が出るのかを、会社に確かめるのが先です。ここが分かれ目になります。

住みながらできる工事、仮住まいが要る工事

もう少し具体的に、上の図の3つの段階を工程の目線で見ていきます。工事の名前ではなく「家の機能が止まるか」で分けています。

住みながらできることが多い工事

壁紙や床を部屋ごとに区切って進める内装、外壁や屋根といった外側の工事、コンロや洗面台など1日で終わる設備の交換。これらは家の水回りが生きたまま進むので、住みながら対応できることが多いです。

解体や下地の現場でも、外まわりや一部屋だけの工事は、住んでいる家族の生活を止めずに進んでいました。ホコリと音の対策さえ相談しておけば、住み続けやすい部類です。

要相談なのが「水回り1点だけ」の交換

お風呂だけ、トイレだけ、といった一か所の交換は、微妙なところです。工事のあいだ、その設備だけが数日使えなくなります。

ポイントは、使えない時間がどれくらい出るか、数日で戻せる範囲かを会社に聞くこと。トイレが1日使えないなら近くで借りて乗り切れますが、お風呂が数日止まるなら銭湯やジムでしのげるか、家族で無理がないかで判断が変わります。

仮住まいが要りやすい工事

風呂・台所・トイレをまとめてやり替える、床を全面張り替える、間取りを変える全面改装。この規模になると、家の機能が一度に止まる期間が出やすく、仮住まいを前提に考えたほうが安全です。

床を全面でやり替える工事は、家具を全部動かす必要も出ます。判断の目安はフローリングの張り替えと重ね張りどっち?にまとめました。和室を洋室にするような部屋単位の工事の規模感は和室を洋室にリフォームが参考になります。

どれくらいの期間になるかは、工事の範囲と会社のやり方で幅があります。ここは断定せず、必ず自分の見積もりで確認してください。

仮住まいの選択肢は、大きく3つ

仮住まいが要るとなったら、住まいの選び方は大きく3つです。それぞれ向き不向きがあるので、中立に並べます。

1. 短期の賃貸|家賃は抑えやすい一方、多くの物件は2年契約が基本で、数週間から1〜2か月という短い期間だと借りにくいのが壁です。短期OKの物件はどうしても数が限られます。

2. マンスリーマンション・ホテルのサブスク型|家具や家電が最初からそろっていて、月ぎめで泊まれるサービスです。荷ほどきが要らないので、短期の仮住まいとは相性が良い選び方です。

3. 実家・親戚の家|費用はいちばん抑えられます。ただし距離と、お互いの生活リズムしだい。通勤通学が回るか、気をつかいすぎないかを先に考えておくと失敗しません。

家具付きで月ぎめという条件で探すなら、ホテルやマンスリーを月額で使えるサブスク型のサービスもあります。どんな部屋があるか、条件が自分に合うかを一度のぞいてみるのもいいと思います。

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※料金や物件は時期とエリアで変わります。詳しい条件は公式サイトでご確認ください。

仮住まいの費用は「順番」で抑える

仮住まいの費用を抑える順番を3ステップで示した図。1つ目はまず工程を相談し、部屋ごとに区切れないか、水回りの順番を工夫できないかを聞く。2つ目はそれでも要るなら期間を絞り、使えない中日だけにして工事の全期間では借りない。3つ目は荷物だけ先に出し、家具を空き部屋へ寄せ、入り切らなければ外に預ける。いきなり物件探しから始めず、工程しだいで仮住まいを短くも無しにもできる。

仮住まいの費用は、いきなり物件を探し始めると高くつきがちです。抑えるなら、考える順番があります。

1つ目は、そもそも仮住まいを無くせないか、会社に工程を相談すること。「部屋ごとに区切って進められませんか」「水回りを一気に止めず、順番を工夫できませんか」と聞くだけで、住みながら乗り切れる場合があります。

2つ目は、それでも要るなら期間を絞ること。工事の全期間で借りるのではなく、家の機能が本当に止まる中日だけに絞れないかを相談します。

3つ目が、荷物だけ先に出して家に住み続ける方法。これは次の節でくわしく書きます。

この順番を、複数の会社に同じ内容で相談すると、工程の工夫も費用も比べられます。会社によって「住みながらできます」という提案が出てくることもあります。同じ工事でも会社で見積もりの中身は変わるので、リフォームの一括見積もりサービスで複数社に当たっておくと、工程の相談先も増やせます。

荷物の一時保管はどうする

家を出るほどではないけれど、工事する部屋の荷物が邪魔。このケースはかなり多いです。まず考えたいのが、家具を空いている部屋に寄せるだけで足りないかです。

工事は普通、家全体を一度にやるわけではありません。使わない部屋や別の階に家具を寄せて、養生(床や家具を傷めないよう保護すること)してもらえば、それで済むことがよくあります。

それでも入り切らない、預け先がない、というときに出てくるのがトランクルームです。近所に借りて、工事のあいだだけ家具や段ボールを置いておく使い方ができます。

ハローストレージのようなサービスは全国に展開していて、屋内型・屋外型やサイズもいろいろあります。料金は場所とサイズで幅があるので、近くにどんな部屋があるかをまず見てみるといいです。

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※料金・空き状況は立地とサイズで変わります。詳細は公式サイトでご確認ください。

この機会に物を減らしておくのも一つの手です。処分の費用や順番は空き家・実家の片付け費用に、安くする順番までまとめています。仮住まいの荷物を軽くしたい人にも役立つはずです。

仮住まいはいつから探す?

探し始めの目安は、工事の期間が見積もりで固まってから、早めにです。順番が逆になると、住まいの都合に工事を合わせることになり、割高になりがちだからです。

特に短期の仮住まいは、そもそも対応してくれる物件やサービスの数が限られます。選べる余地を残すために、工期が決まったら早めに動いておくと安心です。

「何か月前までに」と一律には言えません。エリアや時期、家族の人数で事情が変わるからです。まずは工事の期間を会社に確かめ、それから住まいと荷物を並行して当たる、この順で十分間に合います。

よくある質問

仮住まいのあいだ、郵便物はどうなりますか?

日本郵便の「転居・転送サービス」に届け出ておくと、一定期間、旧住所あての郵便物を新しい住まいへ無料で転送してもらえます。工事で家を離れる前に、郵便局の窓口かインターネットで手続きしておきましょう。

短い仮住まいでも住民票は移すの?

ここは一律に「移す・移さない」と言えないところです。期間の長さや、お住まいの自治体の案内によって扱いが変わります。数週間から数か月の工事なら移さない人もいますが、気になる場合は、お住まいの市区町村の窓口に一度確認するのが確実です。

ペットがいても借りられますか?

ペット可の仮住まいは、通常の賃貸と同じで数が限られます。マンスリーやサブスク型でもペット可の部屋はあるので、探すときに「ペット可」で絞るのが基本です。早めに動くほど選択肢が残ります。

仮住まいの費用は誰が払うのですか?

基本は自分(施主=工事を頼む人)が負担します。ただし、リフォーム会社が仮住まいや引っ越しの手配まで含めて提案してくれる場合もあります。見積もりの段階で「仮住まいや荷物の保管は含まれるか」を確認しておくと、後で慌てずにすみます。

UR賃貸は仮住まいに使えますか?

UR賃貸(都市再生機構が運営する賃貸住宅)は、礼金や仲介手数料、更新料がかからないぶん、初期費用を抑えやすい選択肢です。ただし短期での入居ができるか、近くに空きがあるかは物件によります。条件はURの公式案内で確認してください。

まとめ

  • 仮住まいが要るかは、トイレとお風呂が使えない期間が出るかで決まる。全部の工事で家を出るわけではない
  • 水回りを丸ごと・床を全面・間取り変更は仮住まい級。内装や外まわりは住みながらできることが多い
  • 費用は順番で抑える。まず工程の工夫を会社に相談→期間を絞る→荷物だけ出す
  • 荷物は空き部屋へ寄せるのが先。入り切らなければトランクルーム。住まいは工期が固まってから早めに探す

最初の一歩は、見積もりを取るときに「工事中、トイレとお風呂が使えない日は出ますか」と一言聞くこと。そこから、仮住まいが要るのかどうかが見えてきます。

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運営者の経歴は運営者情報(元大工のおさむ)をご覧ください。

【出典・根拠】仮住まいが要る工事・要らない工事の線引き=元大工のおさむが解体・下地の工程で見てきた観察と、一般的な住宅の構造(水回りをまとめて解体すると配管・床が一度に開く工程)にもとづく中立の整理です。工事の期間や費用は範囲と会社で幅があり、断定できません。郵便物の転送は日本郵便の転居・転送サービス、住民票の扱いは各自治体の案内によります。仮住まいや荷物保管の要否・費用は個別の条件によりますので、見積もり時に会社へご確認ください。

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