リフォーム中のペットはどうする?別の部屋・預ける・在宅の選び方と、職人に伝えることを元大工が整理

業者選び・費用相場

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リフォームの日程が決まった。犬や猫がいる家だと、次に気になるのは工事のあいだ、この子をどこに置くかです。

知恵袋や発言小町にも、同じ相談がいくつも出ています。答えは家ごとに違いますが、決め方の軸は「工事の中身」と「その子の性格」の2つです。

ここでは、動物の体のことには踏み込みません。書くのは、工事の現場で何が起きるかと、それに合わせた置き場所の選び方、職人に最初に伝えておくことです。

見習いのころ現場に入っていた元大工のおさむが、工事の側から整理します。

工事が始まると、家の中で何が変わるか

ふだんの家と比べて、主に変わるのは次の5つです。

  • 扉が開いている時間が長くなる:材料や道具を運び込むあいだ、玄関や勝手口を開けたままにすることがあります
  • 大きな音と揺れ:壊す作業や、電動の工具を使う日
  • 粉じん:壁や床をはがす日、木や石膏ボードを切る日
  • におい:塗装の日や、床材・クロスを接着剤で貼る日
  • 知らない人の出入り:職人が何人も、朝から夕方まで出入りします

このうちどれが強く出るかは、工事の中身と日によって違います。毎日同じではない、というのが置き場所を考えるうえでの出発点です。

置き場所は3つ。工程で選び分ける【早見】

ずっと同じ場所にする必要はありません。日によって切り替える家もあります。

リフォーム中のペットの置き場所。日によって切り替えてもかまいません。工事をしない部屋なら、別の部屋に入れて扉を閉める(その部屋を職人にも伝えておく。扉に開けないでくださいの紙を貼る)。音とにおいの強い日は、その日だけ預ける(着工前に工程表をもらい日を聞いておく。壊す日、塗る日、床を貼る日など)。家族が家にいる日は、そばで見る(材料を運び込むあいだは玄関が開きやすいので、その時間だけ別の部屋かケージへ)。工事が終わった日は、戻す前に床を見る(釘、ビス、切りくず、養生テープの残り。においが残っていれば換気してから)。決める軸は、工事の中身とその子の性格。いる部屋と開けないでほしい扉は、着工前に伝える。

① 工事をしない部屋に入れて、扉を閉める

工事の範囲が家の一部なら、まず考えるのがこの形です。工事をしない部屋を1つ決めて、その日はそこで過ごしてもらいます。

大事なのは、その部屋を職人にも伝えておくこと。知らずに扉を開けられたら、部屋を分けた意味がなくなる。扉に「ペットがいます。開けないでください」と紙を貼っておくと、初めて来た職人にも伝わります。

② 音やにおいが強い日だけ、預ける

工事の全期間を預けなくても、壊す日、塗る日、床を貼る日のように、負担が大きそうな日だけ預ける選び方があります。

そのためには、どの日に何をするかを先に知っておくことです。着工前に工程表をもらい、音とにおいが出る日を聞いておきます。預け先はペットホテルや動物病院の預かり、家族や知人の家などで、どこが合うかはその子の慣れ次第です。

予定がずれたときの見分け方はリフォームの工期が遅れたら?に書きました。

③ 家族が家にいて、そばで見る

在宅で仕事をしている家族がいる、工事が短い、という場合はこの形もあります。

気をつけたいのは玄関です。人が家にいると、かえって「見ているから大丈夫」と、扉の開け閉めに気が回らなくなることがあります。材料の搬入があるときだけでも、別の部屋かケージに入れておくと安心です。

職人に最初に伝えておくこと

伝えるのは、着工前の打ち合わせのときが確実です。現場に来る職人は日によって入れ替わることがあり、当日の朝に1人へ伝えても、次の日の人には届かないことがあるからです。

  • ペットがいること(種類と数)
  • いる部屋と、開けないでほしい扉
  • 外に出してはいけないこと。玄関を開けたままにするときは、ひと声かけてほしいこと
  • ケージや寝床に触らないでほしいこと

紙に書いて玄関に貼っておくと、日によって入れ替わる職人にも同じ内容が届きます。トイレを貸すかどうかも同じ場面で決めておくと、伝えることが一度で済みます。貸す・貸さないの決め方は工事中に職人へトイレを貸すかにまとめました。

工事が終わった日に、戻す前に見ること

工事が終わっても、すぐに部屋へ戻さないほうがいい場面があります。

  • 床に、釘やビス、木や石膏ボードの切りくずが残っていないか
  • 養生テープのはがし残しがないか
  • 塗装や接着剤のにおいが、まだ残っていないか

床の上は、人の目線より低いところまでしゃがんで見ます。人が歩くぶんには気にならない小さなものほど、見落としやすい。においが残っているなら、窓を開けて換気してから戻します。

家じゅうの工事なら、仮住まいも候補に入る

水回りがまとめて止まる工事や、家全体に手を入れる工事なら、人もペットも一緒に家を出る形も考えます。

そのときはペットと一緒に住める仮住まい探しになります。仮住まいが要る工事の見分け方と探し方は、リフォーム中の仮住まいは必要?で整理しました。

よくある質問

見積もりの段階で、ペットがいることを伝えたほうがいいですか

伝えておくのをおすすめします。扉の開け方、養生、作業する部屋の順番など、段取りを考えてもらえることがあるからです。

相見積もりを取るなら、各社に同じように伝えて、どう対応するつもりかを聞き比べると、会社の違いが見えます。

別の部屋に入れておけば大丈夫ですか

それで足りるかは、その子の性格と工事の中身によります。部屋を分けても、音や揺れまでは防げません。

大きな音が出る日の様子を見て、落ち着かないようなら、その日だけ預けるという切り替え方もあります。

職人が動物が苦手な場合はどうなりますか

最初に伝えておけば、会社の側で誰を現場に出すかや、作業の段取りを考える余地が生まれます。当日になって分かるより、打ち合わせの段階で伝えておくほうが、お互いに困りません。

まとめ|置き場所は、工程表を見てから決める

  • 工事のあいだ家の中で主に変わるのは、扉・音・粉じん・におい・人の出入り
  • 置き場所は、工事をしない部屋/強い日だけ預ける/在宅で見る、の3つを日によって切り替えられる
  • いる部屋と開けないでほしい扉は、着工前に伝えて、紙でも貼っておく
  • 終わった日は、床の上を低い目線で見てから戻す

これから業者を選ぶなら、ペットがいることを見積もりの段階で伝えて、段取りの答え方を比べてください。

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