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「外壁塗装の見積もりが80万円。高すぎる。自分で塗れないの?」
先に正直な結論です。1階の手が届く範囲の部分補修はDIYできます。2階建ての全面塗装はやめたほうがいいです。理由は腕前ではなく足場の問題です。
私はホームセンターの塗料売り場に8年立ち、大工見習いとして現場にも2年いました。DIYで塗る人に塗料を売っていた側として、できる線とやめる線を正直に引きます。
できる線・やめる線【早見】

2階建ての全面DIYをやめたほうがいい3つの理由
- ①足場:安全に塗るには足場が必要で、足場の設置だけで15〜20万円前後が目安。ここはDIYでも消えません。「脚立とはしごでやる」は、プロでも事故が起きる作業です。命の値段は80万円より高いです
- ②下地処理の見極め:ひび割れの補修、チョーキング(外壁を触ると白い粉がつく劣化)の洗浄、下塗り材の選定。塗る前の工程で仕上がりの9割が決まり、ここの判断はプロと素人の差が一番出ます
- ③保証がない:業者施工なら数年の工事保証がつきますが、DIYで数年後に剥がれたら全部やり直しです。下塗りを省いた塗装は2〜3年で剥がれるのが売り場で一番よく聞いた失敗でした
DIYできる範囲|1階まで・塀・雨戸なら
逆に、手が届く範囲の部分補修はDIY向きです。ホムセンの塗料と道具で十分できます。
- 1階部分の色あせ・小さな塗り直し(ただし既存の色と完全には合いません。目立たない面から)
- ブロック塀・門柱・フェンス・雨戸・木部の柵:失敗してもやり直しが利く場所
- ひび割れの応急補修:ホームセンターの変成シリコン系の補修材で水の侵入を止めるだけでも価値があります
部分DIYの手順5ステップ|売り場8年の本音つき
- ①ケレン・清掃(ケレン=古い塗膜やサビをこそげ落とす作業):ここをサボると必ず剥がれます
- ②洗浄して乾かす:汚れとコケの上に塗った塗料は密着しません。丸1日は乾燥を
- ③養生(養生=塗らない場所をテープとシートで覆う保護):仕上がりの見た目は養生の丁寧さで決まります
- ④下塗り:売り場の本音を言うと、「安い上塗り缶を2回」より「指定の下塗り+上塗り」が長持ちします。缶に書いてある「適合下地」を必ず確認
- ⑤上塗り2回:水性シリコン系が扱いやすく、部分補修には十分です。スプレーは風で隣家に飛ぶので、住宅地ではローラーと刷毛を
結局いくら違う?|DIYと業者の正直な比較
- 部分補修DIY:塗料・道具で数千円〜3万円程度。効果は「延命」です
- 全面を業者:坪数と塗料次第。相場と内訳は外壁塗装の相場の記事で解説しています
- 「高い見積もり=ぼったくり」とは限りませんが、1社だけの見積もりで決めるのが一番損です。相見積もりで数十万円下がることは普通にあります
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よくある質問
ローラーとスプレー、どちらがいいですか?
住宅地ではローラー+刷毛一択です。スプレーは早い代わりに風で隣家の車や壁に飛んで、弁償トラブルになった話を売り場で何度も聞きました。
雨の日や真夏でも塗れますか?
雨の日・湿度の高い日・炎天下の直射は避けてください。塗膜がうまく作られず、白く濁ったり剥がれの原因になります。曇りの乾いた日が一番です。
DIYで塗った箇所は何年持ちますか?
下地処理と下塗り次第です。丁寧にやれば部分補修でも数年単位で持ちますが、下地を省くと2〜3年で剥がれることが多いです。「持ち」は塗料の値段より工程で決まります。
まとめ
- 1階まで・塀・雨戸の部分補修はDIY可。鍵は下地処理と下塗り
- 2階建ての全面はやめる。足場15〜20万円は消えず、事故リスクは金額にできない
- 売り場の本音:安い缶を重ねるより、指定の下塗りを使う
- 全面やるなら相見積もりで適正価格を知ってから。DIYとの差額を見て決めれば後悔しません
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