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「うちのブロック塀、古くて傾いてる気がする。撤去っていくら?補助金はある?」
先に結論です。撤去費用の目安は1平米あたり5千〜1万円+処分費。そして多くの市区町村に撤去の補助金があり、1/2〜2/3・上限10〜30万円程度が典型です。
ブロック塀は、地震のときに倒れて通学路の子どもを巻き込む事故が実際に起きてから、国も自治体も撤去を後押ししています。怖がらせたいのではなく、順番どおりにやれば安全もお金も両立できる話です。元大工のおさむが中立の立場で解説します。
撤去の順番【早見】

①危険な塀の見分け方|国交省の6チェック

これは国土交通省が公開している点検チェックポイントを図にしたものです。1つでも当てはまらない・分からない項目があれば、撤去や改修を検討するラインとされています。
元大工の目でさらに2つ補足します。
- 継ぎ目から茶色い「サビ汁」が出ている塀は、中の鉄筋が錆びて傷んでいるサイン。横に走るひび割れも同じで、見た目より傷んでいます
- あとから上にブロックを積み増しした塀と、築30年以上で基礎が見えない塀は、今の基準を満たしていないことが多く、特に注意です
2つ以上怪しいなら、道路や隣家に面した塀を優先して撤去や改修を検討してください。多くの自治体が無料の点検リーフレットや相談窓口を用意しています。
②撤去費用の目安と、金額が動く要因
- 目安は1平米あたり5千〜1万円+運搬処分費。例えば高さ1.2m×長さ10m(12平米)なら、おおむね10万〜20万円前後のレンジです
- 金額が上がる要因:重機が入れない狭い場所(手作業)・道路に面していてガードマンが必要・基礎の撤去まで行う
- 下げる要因:外壁塗装や解体など他の工事と同時に頼む(重機・職人の段取りを共有できる)
③補助金|「道路沿い」が定番の条件
ブロック塀の撤去補助は通学路や道路に面した塀の安全対策として設けられているため、「道路沿いであること」「一定の高さ以上」が定番の条件です。
- 典型的な内容:撤去費の1/2〜2/3・上限10〜30万円程度(市区町村で差があります)
主要都市の実例【2026年7月3日・公式照合済み】
| 市区 | 補助の内容 | 対象の塀 |
|---|---|---|
| 名古屋市 | 費用の1/2以内(6,000円/m)・上限10万円 | 道路に面する高さ1m以上 |
| 横浜市 | 費用の9/10(13,000円/m)・上限30〜50万円(塀の長さ別)。フェンス新設も対象 | 道路等に面する高さ1m以上 |
| 大阪市 | 費用の1/2・撤去上限15万円(フェンス等新設は25万円) | 道路等に面する高さ80cm以上 |
| 札幌市 | 費用の1/2(13,000円/m)・上限10万円(受付は11月27日まで) | 道路等に面する高さ80cm以上 |
| さいたま市 | 費用の2/3・上限30万円 | 道路沿い・高さ80cm超など |
| 世田谷区 | 長さ×1万円+10万円、費用の2/3、50万円のいずれか低い額 | 道路に面する高さ80cm超 |
※各市公式サイトを2026年7月3日に照合。年度・予算で変わるため、申請前に必ず市の公式ページでご確認ください。
横浜市の9割補助は全国的に見ても手厚い部類です。横浜で古い塀に心当たりがあるなら、使わないのは損だと思います。
- 鉄則は他の補助金と同じで工事の契約前に申請・先着予算制。「市区町村名+ブロック塀 撤去 補助」で公式(lg.jp)を確認してください
④撤去した後どうする?|フェンス・生け垣という選択肢
「塀がないと目隠しと防犯が心配」という方には、基礎ブロック1〜2段+アルミフェンスが定番です。軽いので地震時のリスクが小さく、風も抜けます。費用感はフェンス設置費用の記事にまとめています。自治体によっては生け垣化に別の補助が出ることもあります。詳しくは生垣の補助金の記事にまとめました。
▶ 撤去そのものの相見積もりを取るなら:塀の撤去は解体業者の守備範囲です。解体工事見積りnet(解体業者の相見積もり・無料)で比較できます。(※塀だけの小規模工事を受けるかは業者ごとに違うため、最初に「ブロック塀のみ」と伝えるとスムーズです)
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よくある質問
DIYで壊せませんか?
おすすめしません。ブロックは1個十数kgあり、倒す方向のコントロールと鉄筋の切断はプロの領域です。特に道路や隣家に面した塀は、事故がそのまま賠償問題になります。
隣家との共有の塀はどうすれば?
所有が自分か、隣家か、共有かをまず確認してください(境界線上なら共有の可能性)。共有なら撤去も費用負担も相手の同意が必要です。話し合いの前に見積もりと補助金の情報を揃えると進めやすくなります。
撤去せず補修だけでもいいですか?
ひびの補修や塗装は見た目の延命にはなりますが、中の鉄筋や基礎の劣化は直りません。危険度チェックに複数当てはまる塀は、補修より撤去+軽いフェンス化が安全側の選択です。
まとめ
- 費用目安は1平米5千〜1万円+処分費。狭さ・道路事情で変動
- 補助金は1/2〜2/3・上限10〜30万円が典型(さいたま市は2/3・30万円、横浜市は9割・最大50万円)。契約前申請が鉄則
- 危険度は高さ2.2m・控え壁・ひび/傾き・サビ汁・築年数などの国交省6チェックで見る
- 撤去後は軽いフェンスや生け垣で目隠しと安全を両立
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