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給湯器の交換で迷うのが、ガスの「エコジョーズ」と電気の「エコキュート」のどちらにするか。
この記事では、中立の立場のおさむが、2つの違いと、向く人・向かない人を正直にまとめます。結論は、「ガス環境・初期費用・”今の”電気/ガス料金で試算して決める」こと。
エコジョーズとエコキュートの違い

| エコジョーズ | エコキュート | |
|---|---|---|
| エネルギー | ガス(瞬間式) | 電気(貯湯式) |
| 初期費用 | 安め | 高め |
| 設置スペース | 小さい | タンク設置が必要 |
| 湯切れ | なし(瞬間式) | 使いすぎると湯切れも |
※費用・性能は製品やサイズで異なります。最新の機種・料金でご確認ください。
ランニングコストの注意点(”深夜電力前提”が変わってきた)
「エコキュートは光熱費が安い」と言われますが、これは深夜の安い電気でお湯を沸かす前提です。近年は電力会社で深夜電力の値上げ・新規受付の停止が相次ぎ、その前提が弱まっています。「昔は安かった」イメージで決めず、”今”の電気・ガス料金で試算することが大切です。
ただし、すべての会社が深夜電力をやめたわけではありません。関西電力は「深夜電力」を今も現行の料金メニューに載せています(2026年8月1日に確認)。会社と地域で状況が違います。
そのうえで、各社がいま新しく出すプランで目立つのは昼を安くするほうです。中国電力は2024年10月1日に「おひさまシフトコース」を、中部電力ミライズは2025年4月1日に「昼とくプラン」を始めました。
四国電力は2026年4月1日から、昼夜で単価を分けている11のプランを見直しました。「季節別時間帯別電灯」では昼間を1kWhあたり1円50銭下げ、夜間を3円00銭上げています。夜間の引き上げ幅は一律ではなく、プランによって20銭から3円までの開きがあります。
一方で沖縄電力のように、昼が安くなったのではなく、昼夜の差が縮んだことを反映した新メニューも出ています。料金プランの動きと、その背景はオール電化リフォームの後悔と注意点に詳しくまとめています。
つまりエコキュートの光熱費は、機種だけでは決まりません。契約しているプランの、どの時間帯が安いかとセットです。
昼にお湯を沸かす「おひさまエコキュート」もある
おひさまエコキュートは、主に昼の時間帯に沸き上げを行うヒートポンプ給湯機です(中国電力の資料より)。夜のうちにまとめて沸かす従来型とは、動く時間帯が逆になります。
昼が安いプランは、たいてい加入できる人を限っています。中国電力の「おひさまシフトコース」は、主に昼に沸き上げるヒートポンプ給湯機を使っている人が対象。東京電力エナジーパートナーの「くらし上手」にいたっては、太陽光発電システムとおひさまエコキュートの両方が条件です。
機種を替えただけでは入れないプランもある、ということです。逆に、沖縄電力が2025年10月1日に始めた「Eeスマート」のように、従来の夜間蓄熱式に加えておひさまエコキュートでも入れるようにしたメニューもあります。
中国電力は金額の目安も公表しています。従来型エコキュートを「電化Styleコース」で使う場合と比べ、おひさまエコキュートに替えて「おひさまシフトコース」を使うと、年間で約7千円安くなるというモデル試算です。ただしこれは給湯機を入れ替えることが前提の、同社のモデルケースです。初期費用や機器の買替費用は含まれていないと同社が明記しており、太陽光がある家では最適なプランにならないことがある、という注記も付いています。
だから「おひさまエコキュートなら得」とは言えません。自分の地域にそのプランがあるか、加入の条件を満たすか、今から入れるのか。そこを確かめるのが先になります。
順番はいつも同じです。検針票か電力会社のマイページで、今の契約プラン名と昼・夜の1kWhあたりの単価を見る。機種を選ぶのはそのあとです。
向く人・向かない人
- エコジョーズが向く:都市ガスが使える/初期費用を抑えたい/設置スペースが狭い/湯切れが心配
- エコキュートが向く:オール電化/太陽光発電がある/長期で初期費用を回収したい/補助金(給湯省エネ)を活用したい/昼に沸かす機種と昼が安いプランまで含めて比べられる
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よくある質問
エコキュートとエコジョーズ、どっちが得?
一概には言えません。初期費用はエコジョーズ、補助金や長期のランニングはエコキュートが有利な場合が多いですが、最新の料金で試算が必要です。
エコキュートは光熱費が安いって本当?
契約しているプラン次第です。従来のエコキュートは、夜が安いプランで夜のうちに沸かす前提の機種。その夜の単価は値上げが進んでいます。一方で昼を安くするプランも出てきました。関西電力のように「深夜電力」を今も現行の料金メニューに載せている会社もあります(2026年8月1日に確認)。機種と料金プランはセットで見てください。
おひさまエコキュートは普通のエコキュートと何が違うの?
主に昼の時間帯にお湯を沸かすタイプです。昼を安くするプランの加入条件になっていることがあり、太陽光発電とセットが条件のプランもあります。得かどうかは地域・プラン・太陽光の有無で変わるので、自分の地域で入れるプランを先に確認してください。
補助金は使える?
エコキュート等は「給湯省エネ事業」の対象になる場合があります。条件は公式・業者に確認を。
まとめ
- エコジョーズ=ガス・初期費用安い・省スペース・湯切れなし。エコキュート=電気・初期費用高い・タンク要・補助金あり。
- 「エコキュート=光熱費安い」は深夜電力前提。値上げ・受付停止で前提が弱まっているので最新料金で試算を。ただし全社が深夜電力をやめたわけではありません。
- 昼にお湯を沸かすおひさまエコキュートという選択肢もあります。ただし加入できるプランは地域と条件次第で、得になると決まっているわけではありません。
- ガス環境・初期費用・補助金・相見積もりで判断。機種を選ぶ前に、検針票か電力会社のマイページで契約プラン名と昼夜の単価を確認しておくと話が早いです。
運営者の経歴は 運営者情報(元大工のおさむ) をご覧ください。
出典(2026年8月1日に各社の公式サイトで照合):中国電力「低圧向け新料金メニュー『おひさまシフトコース』の提供開始等について」および同メニューの概要資料(2024年8月29日)/東京電力エナジーパートナー「くらし上手」/沖縄電力「新たなオール電化向けメニュー『Eeスマート』の提供開始等について」(2025年2月28日)/中部電力ミライズ「昼とくプラン」の提供開始(2025年2月25日)/四国電力「電気料金プランの一部見直しについて」/関西電力「電気料金メニュー」。給湯器そのものの一般的な特性は、各メーカーの公開情報をもとに中立にまとめています。給湯器本体の費用・性能は製品や工事内容で異なります。料金の単価・新規受付の可否・割引は地域と時期で変わるため、契約の前に必ず最新の料金プランでご確認ください。


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