雨押え板金の雨漏り修理費用|打ち直し・交換の見分けを元大工が中立解説

雨押え板金の雨漏り修理を元大工が中立解説するアイキャッチ 屋根・雨漏りの補助金

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「1階の屋根と2階の壁の境目(雨押え)から、雨漏りしてきた。板金を全部やり直し?」

結論、板金が生きていてシーリング(継ぎ目の防水材)が切れているだけなら打ち直し(数万円)で足ります。板金が浮き・錆・穴なら部分交換(1mあたり3,500〜5,000円+足場)裏に水が回って雨漏りしているなら下地(防水紙)からが目安です。そして「上からコーキングを盛るだけ」の補修は、水の逃げ場を塞いで悪化することがあるので注意。どこまで直せばいいのか。元大工で板金も扱ってきたおさむが、中立の立場で見分け方を解説します。

すでに雨漏りしている・応急でしのいでいる方はこの先で紹介する屋根の専門業者に無料で見てもらうのが安全です。壁の中まで水が回ると下地の補修まで必要になり、費用がかさみます。

費用の目安【早見】

雨押え板金の雨漏り修理費用の早見

雨押え板金とは(なぜ雨漏りしやすいのか)

雨押え板金とは、屋根と外壁がぶつかる「取り合い」に立ち上げて水を止めている板金のことです。1階の下屋(げや)と2階の壁の境目や、増築のつなぎ目、天窓(トップライト)まわりによくあります。

  • 壁と屋根の一番きわどい「取り合い」なので、家の中でも雨漏りしやすい一級ポイント。ここが切れると、壁の内側に直接水が入ります
  • 板金を留めている釘が、熱の伸び縮みで少しずつ抜けて浮いてくる。浮くと隙間から水が入ります
  • 継ぎ目のシーリング(防水材)は10年前後で切れる。ここが切れて雨漏りする例が一番多いです

打ち直しか、交換か、下地からかの見分け

雨押えの状態別の対処の見分けマップ

板金そのものが生きているか、裏に水が回っているかで、直す範囲が変わります。

「上からコーキング」だけの業者に注意

雨漏りの応急処置でコーキングを盛るのは間違いではありません。ただ、板金の重なりや水の通り道まで無造作に塞ぐと、逃げ場を失った水が別の場所から漏れることがあります。それどころか、錆や釘抜けが進んでいるのに表面だけ埋めると、板金の裏で腐食と雨漏りが静かに進行します。「とりあえず上からコーキング」で安く済ませようとする業者には、板金の裏と下地まで見てもらってから判断してください。ほかの雨漏り症状は屋根のまとめから確認できます。

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(※「壁と屋根の取り合い(雨押え)から雨漏りしている。シーリングの打ち直しで足りるか、板金交換や下地からか、理由つきで見てほしい」と伝えると確実です)

よくある質問

DIYでコーキングを打てば止まりますか?

一時的に止まっても、原因が板金の浮きや釘抜けだと再発します。しかも屋根の上は転落の危険が高く、雨押えは壁ぎわで足場も不安定です。地上や窓から写真を撮るまでにして、あとはプロに任せてください。

雨押えだけ直せますか?屋根全体をやり直す必要は?

板金と下地が生きていれば、雨押えの部分交換・打ち直しだけで直せます。ただし築20年以上で屋根全体も傷んでいるなら、足場を一度組む機会にまとめて点検・補修したほうが、足場代(15〜20万円前後)が一度で済んで割安なこともあります。

雨押えの雨漏りは火災保険で直せますか?

台風で板金がめくれた・飛来物で穴があいた場合は風災の対象になることがありますが、シーリング切れや釘抜けなどの経年劣化は対象外です。「雨漏りは火災保険で無料」と最初から煽る業者には注意を(屋根修理の詐欺)。

まとめ

  • シーリング切れだけなら打ち直し(数万円)
  • 板金の浮き・錆・穴なら部分交換(1m 3,500〜5,000円+足場)
  • 裏に水が回って雨漏りなら下地(防水紙)から
  • 「上からコーキング」だけは水の逃げ場を塞いで悪化することがある
  • 雨漏りは台風・飛来物なら火災保険/経年劣化はNG

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